■建築研究資料 |
No.169号(2016(平成28年3月) |
<概要> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
本報告では、構造体コンクリートの強度管理方法の合理化を目的に、@高強度領域のコンクリートの製品規格を、建築基準法第37条1号の日本工業規格に指定するための技術資料の蓄積、A国土交通大臣認定の既存データおよび実験データを基に、使用材料、調合、コンクリート温度等の諸要因が構造体強度補正値に及ぼす影響についての技術資料の蓄積のために調査および実験を行った。 第T編で以下の3項目について記す。 (1) 建築用高強度コンクリートの日本工業規格の構成と問題点についての検討結果 (2) 打込み時期、結合材の種類、水結合材比、部材の種類を要因とした、構造体コンクリート強度と標準養生、現場水中養生、現場封かん養生した管理用供試体の強度発現性についての検討結果 (3) 普通ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメントおよび低熱ポルトランドセメント等を用いたコンクリートの構造体強度補正値(S)についての検討結果 第U編では、これらの調査および実験の結果を基に、セメントの種類、設計基準強度、養生期間中の平均気温ごとの構造体強度補正値(S)および構造体コンクリート強度の判定基準を含む、高強度領域を含むコンクリートの強度管理要領(案)を記す。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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