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渡辺 俊一, 河中 俊
建築研究資料 No., 19, 建設省建築研究所
都市における居住環境を保全し、これを向上させるために、建築基準法・都市計画法はフィジカル・コントロールの体系を定めているが、その中で「敷地」の概念は極めて重要な位置を占めている。本報告は敷地に関する規制を「敷地コントロール」と呼び、特に集団規定の観点からの分析を行ったものである。 第3章では既存研究のレビュー結果を示し、第2章では、本テーマに関して有益な知見を有すると思われる実務担当者へのヒアリングの結果を示した。それらの作業の結果から、現段階では、敷地コントロールに関する研究と法制は著しく立遅れており、今ようやく「概念の段階」から「実際の段階」に入ろうとしていると言えよう。第1章において、敷地コントロールに関する論点の全体枠組を提示し、それに沿って主な個別論点を整理した。
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