「三次元点群レーザ計測を用いた被災建築物の損傷評価に資する計測および評価手法」 |
1.はじめに |
国立研究開発法人建築研究所では,2018年より官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM:Public/Private R&D Investment Strategic Expansion PrograM)の革新的防災減災技術分野において「デジタルデータを活用した建築物の被災判定による迅速な復旧促進」に着手し、3次元点群レーザ計測技術を用いた被災建築物の損傷評価に関する研究を5年間行ってきました。この研究では、既存鉄筋コンクリート系構造を対象として、レーザスキャナで計測された3次元点群データを用いて、地震により生じた崩壊建築物を把握する方法や、地震により建築物に生じた損傷を評価する方法の開発を実施しました。建築研究所では、この評価法の普及のため、2022年12月に「三次元点群レーザ計測を用いた被災建築物の損傷評価に資する計測手法及び損傷評価マニュアル策定委員会」を設置し、上記研究課題で検討した評価方法について取り纏めました。その成果として「航空レーザを用いた崩壊建築物の分布把握に資する計測および評価手法ガイドライン(案)」および「地上レーザスキャナを用いた被災建築物の補修補強計画に資する計測および損傷評価の手引き(案)」を作成しました。 |
2023年 7月 建築研究所
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2.委員会について |
3.成果物について |