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木材接手の彈塑性に關する實驗的研究
久田俊彦, 竹之内清次
建築研究報告 No.1, 昭和24年3月 建設省建築研究所
實際の構造物に加わる荷重の状態を考察すると第1圖の如く建物自體の自重とか,家具其他の所謂長期荷重が永い間繼續的に加わって居りその状態に於て風・地震・其他振動を之に生ずる短期荷重が作用するのが實状である。 故に合理的な木構造接合部の計算を行うには從來の如く試驗機に依る静力學的な性質のみでは不充分であって上述の如き條件に於ける彈塑性的諸性質の解明が當然必要とされる。 本研究は木材接手に就いて新らたに制定された構造計算規準による長期許容荷重に對する匍匐現象及び匍匐後に後に於ける荷重の短期的變動に對する彈性的性質を知る爲めに行ったものである。
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